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Thursday, October 22, 2026
ミリタリーニュース

USSエイブラハム・リンカーン、タイで船体清掃

USSエイブラハム・リンカーン、タイで船体清掃

USSエイブラハム・リンカーン、286日間の展開を終えタイで船体を整備

米海軍の空母USSエイブラハム・リンカーン(CVN-72)は、2026年9月2日にタイ・チョンブリー県のレムチャバン港に入港し、船体に付着したさびや海藻を除去する作業に入った。長期作戦で目立って荒れた外観を整えるとともに、乗組員に休養と補給の機会を提供するための寄港だ。

米海軍によると、今回の寄港は2025年11月に始まった展開以降、初めての正式な港湾寄港となる。AP通信は、空母の展開期間は合計286日で、タイ到着直前には264日間連続して海上にとどまっていたと報じた。

タイ寄港の背景と長期航海

USSエイブラハム・リンカーンはニミッツ級の原子力空母で、今回の展開では米中央軍の作戦地域で長期任務に当たった。米海軍は、空母打撃群がその後米第7艦隊の作戦区域へ移動し、同盟国やパートナー国との定例活動を続けていると説明している。

空母とともに行動していた艦隊の一部もタイに入港した。ミサイル駆逐艦USSフランク・E・ピーターセン・ジュニアは近隣のシラチャに、巡洋艦USSロバート・スモールズはラヨーン県のマプタプットにそれぞれ寄港した。

今回の寄港は、乗組員の休養だけが目的ではない。長期航海中に先送りされていた補給や船体の整備、装備の点検を行うとともに、米海軍とタイ海軍の協力関係を改めて確認する機会でもある。

船体にさびや海藻が付着する理由

海水や塩分に長期間さらされた軍艦では、船体表面にいわゆる「ランニング・ラスト」と呼ばれるさび汁が現れることがある。喫水線付近には、海藻や海洋生物が付着することもある。

CNNの報道で元米海軍士官のカール・シュスター氏は、60日以上連続して作戦行動に従事する艦艇では、喫水線付近にさびが見られるのは珍しくないと説明した。ただし、さびが広がれば甲板や通路、手すりなどの鉄製構造物の保存状態に影響するため、定期的な除去と塗装が必要になる。

船体に付着した汚れは水の抵抗を増大させ、推進効率や燃料消費量に影響を及ぼす可能性がある。ただ、外観にさびが見えるというだけで、空母の戦闘能力や作戦遂行に問題が生じていると断定することはできない。

タイで進む船体清掃

防衛専門メディアのザ・ウォー・ゾーンは9月4日、レムチャバン港で現地作業員がUSSエイブラハム・リンカーンの船体を洗浄する様子が公開されたと報じた。映像には、防護服とヘルメットを着用した作業員が作業足場の上から、船体側面に水または洗浄用の噴射装置を使う場面が映っている。

洗浄が行われた区域では、さびや緑色の海藻がかなり除去された様子が確認された。ただし、今回の寄港中に船体全体の保全作業が完了するかどうかは明らかになっていない。

専門家によると、短期間の寄港中に船体全体を塗り直すよりも、さびがひどい場所や、航行中に衝撃や塩分にさらされやすい艦首・前部船体など、優先度の高い区域から処理する可能性が高いという。

清掃後に残る課題と期待される効果

船体清掃は外観を改善するだけでなく、腐食の進行を遅らせ、艦艇の長期的な維持管理の負担を軽減する作業でもある。船体表面を整えた後は、損傷箇所の確認や防錆処理、必要な区域の再塗装などが続く可能性がある。

CNNによると、船体全体のさびを除去し、防錆プライマーと塗料を塗り直す作業には相当な時間がかかる場合がある。そのため、タイで進められている作業は、長期整備の一部であると同時に、空母が本国へ帰還する前に行う緊急・優先整備と見るのが妥当だろう。

今回の寄港は、長期作戦で疲労が蓄積した乗組員に休養と再調整の時間を提供するとともに、USSエイブラハム・リンカーンの次の航海に備える機会となりそうだ。

よくある質問(FAQ)

USSエイブラハム・リンカーンはいつタイに到着しましたか?

USSエイブラハム・リンカーンは2026年9月2日、タイ・チョンブリー県のレムチャバン港に到着しました。

空母はなぜタイで清掃を受けているのですか?

長期間海上にとどまる間に、船体にさびや海藻が付着したためです。清掃や防錆処理は、腐食の進行を防ぎ、船体の状態を維持するために必要です。

USSエイブラハム・リンカーンは286日間ずっと海上にいたのですか?

米海軍は今回の展開が286日間に及んだと発表しています。AP通信は、タイ到着直前の連続航海期間を264日間と報じました。

タイで船体全体を塗り直すのですか?

現在公表されている情報だけでは、全体を塗装し直すかどうかは判断できません。短期間の寄港中は、さびがひどい区域や航行上重要な部分を優先して整備するのが一般的です。

今回のタイ訪問にはどのような軍事的意味がありますか?

乗組員の休養や補給、船体整備を行うと同時に、米国とタイの海洋安全保障協力を確認する、定例的な港湾訪問という意味があります。

キム・ジフン記者
国防兵器専門記者 成均館大学校新聞放送学/産業心理学専攻
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